2019/08/25 (Sun) 22:35
最近、国内の仕事や引継ぎやらでほとんど遊べていないこのごろ・・・
このままフェードアウトかな・・・大航海の話題から外れる。
7月頭に某所で濃縮していたウランだけど、最近もっぱら報道されないね?どうなったのかな?
G7でもこの話題になっていたので、濃縮についての話でもしておくかな・・・
ウランは大きく235と238という同位体が存在する(ほかにも236とかあるが割愛)。ウラン235はウラン238に比べて不安定で核分裂しやすい。核開発に用いられるものは、235となる。ただ、235は全体の1%も存在しない。
これを濃縮(つまり235以外は取り除いて)、4%だか90%だかにするのだが、同位体は化学的な特性は同じなので、質量の違いで分別する。が、原子レベルの質量差での分別になるので粉末での分離は意味がない。
なので、最低でも液化、もしくは気化しなければならない。
ところが、ウランの融点、沸点は約1,100度、約4,000度である(大雑把ね)。こんな熱を維持する装置を具備した遠心分離機が必要だが、簡単ではない。そこでフッ化水素の出番。ウランの沸点は上記の通りだが、フッ化水素と化合した六フッ化ウランであれば約60度で気化(正確には昇華)する。さらにフッ素の場合同位体が存在しないので、遠心分離にはもってこいである。
そうやって、1リットル原型から、7ミリリットルのウラン235(実際は238も混ざっているが原型より濃い)を集め、また1リットルにして同様のことを繰り返す。最後に二酸化ウランを(このあたり工学的な話になる)経て、焼結する。
まぁ、睡眠前に眠気を催す話としては最適と思われるのだが・・・
言いたいことは、フッ化水素がウラン濃縮を遠心分離で行うには必要だよってことね。
ただね、7月内の90%まで達成するとか声明出していたように記憶しているけど、どうなんたんだろうね?
どうでもいいけどさ、日本が某国への輸出申請チェックをするようになった時期と被るんだけど、すごく偶然だね~~~
フッ化水素については7月以来許可は下りていないはずだけどさ・・・
まぁ、相変わらず
輸出申請なのに、輸入申請とすり替えられているおこちゃまニュースがはびこっているけどね・・・これはネットTVでも・・・
# 申請するのは輸出する側の企業だって・・・(むろん、先方に管理方法など情報提供受けないとならないのだけどさ)。
とりあえず疲れた・・・寝る・・・
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